ハンドルは自然に握りましょう
一人で車に乗り始めてまだ間もないという人の中には,ハンドルをギュッと強く握りすぎている人もいるかと思います。
「力を入れていないとうまく操作できないかもしれない」という思いや,「交通事故を起こさないようにしなければ」という緊張からそのように握ってしまうのかもしれませんが,そうした握り方はかえって車をふらつかせる原因となるおそれがありますし,交通事故の危険が目の前にあらわれても素早く動けないおそれがあります。
また,力を入れすぎることにより疲れやすくなってしまうこともありますので,交通事故を起こさず安全に走行するためにも,あまり緊張しすぎず自然に握るようにしてください。
慣れた人の中には片手で操作する人もいるかもしれませんが,これは交通事故の危険が生じた時に回避が間に合わないおそれがありますので,やめましょう。
運転姿勢も大切です
また,適切な運転姿勢を保つというのも大切です。
座り方やシートの位置を適切に調節していないと,疲れやすくなってしまったり,視野が狭くなって交通事故の危険をきちんと見つけられなくなったりしてしまうおそれもありますので,ご注意ください。
交通事故を起こさないようにするためにも,適切な運転姿勢をとったうえで,ミラーを調整して後ろの様子を確認できるようにしておきましょう。
ミラーは知らないうちに動いてしまっているおそれもありますので,交通事故の危険を発見できるように,毎回確認した方が良いかと思います。
時々運転教本などで適切な運転姿勢がどのようなものかを確認して,自分に当てはめてみるのも良いのではないでしょうか。
なかなか気がつけない,むちうち症
交通事故の衝撃によってなることが多いといわれている「むちうち症」というケガの名前は,おそらく多くの人が知っていることと思います。
ですが,自分が交通事故によってむちうち症になってしまったと早いうちに気がつくのは,案外難しいものです。
むちうち症の症状は,交通事故にあってから間もない頃はたいしたものでない場合も多く,また,症状も痛みの他に吐き気やめまいなど様々であるため,「これはむちうち症ではないだろう」と思ってしまいがちなのです。
むちうち症は交通事故後,早い段階で対処をはじめないと症状が重くなって後悔したり,実は後遺症・後遺障害が残っていたとわかって後悔するおそれもありますので,交通事故にあい,「むちうち症かもしれない」と少しでも思ったら,できるだけ早く接骨院等への通院をはじめるようにしてください。
なかなか接骨院が見つけられない,より多くの接骨院の情報を入手して選択したいという交通事故被害者の方などのために,こちらで一覧をご用意しております。